当院は、昔ながらの「歯医者のイメージ」を感じさせず、いかに患者様がリラックスして治療が受けられるかを考えた医院です。 また、当医院では、いかにして歯を長持ちさせるかという総合的に調和の取れた治療を行なうことに重点をおいております。 歯が気になるけれど、怖くてなかなか行けない…そんな不安を抱えた方も是非一度お越しください。
中国古典に「上工は未病を治す。」問う言葉があるそうです。これは、「本当の名医は、病気になってから治療方法を講ずるのではなく、まだ病にならないうちに予防する。」という意味のようです。これはある意味「予防」の大切さを説いているように思えます。
一度穴が開いてしまった歯は、ごく初期の場合を除いては元に戻ることはありません。金属やレジン(プラスチックの親戚)などを詰めて修理するしかなく、歯は「治癒」しない独特の臓器だといえるでしょう。抜けてしまった場合も元のように歯を生やすことは今のところできませんから、ブリッジや義歯、あるいはインプラントを植えるなど、人工物で代用するしかありません。いずれの場合でも噛む力は低下しますし、人工物はいつか壊れると思って間違いありません。
現在は材料も進歩してうまく修復できるようになってきましたが、元々の歯には到底及びません。なるべくご自分の歯をいつまでも使うことが、最も有利で大切だと思います。
最も大切なのは「予防」だと思います。
健康を保持増進していく方針として、第一次予防、第二次予防、第三次予防という考え方があります。疾病の進行状態に対してそれぞれの処置は、次の状態に進まないようにするための予防処置であるというものです。
健康増進ではまず、家庭でのブラッシングや食生活のコントロール、口腔清掃、健康な生活習慣などで、セルフケア、ご自分での普段のお手入れが重要な部分になるでしょう。
疾病予防では、意識されたブラッシング、フロッシング、フッ化物歯磨剤の使用、歯科医院における定期的な予防処置やフッ化物の塗布など、我々歯科専門職も大きく関わってきます。
早期発見・早期処置では、早期に病気を発見して疾病の進行を阻止し、悪影響を最小限に とどめる段階で、進行阻止では虫歯を削って詰めたり、歯周病の治療をしたりします。 現在ではMI(Minimal Intervention:必要最小限の介入)の考え方もあり、できるだけ歯を 削らない治療を目指しております。
今日では「キュア(cure 治療)からケア(care 手入れ、養生)へ」といわれるように、予防の重要性が認識されるようになってきております。それには皆様の「セルフケア」と、我々がお手伝いさせて頂く「プロフェッショナルケア」の二つが必須だといわれています。 ぜひ我々とお口の健康を一緒に維持していただけたらと思っております。